移動平均線大循環分析とは、3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ（優位性）が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。この移動平均線が循環していくことでエッジの発生をいち早く見つけ出すことが可能になります。

■ステージとは

3本の線の並び順によってステージが循環していきます。全部で6種類あり、それぞれ第1ステージから第6ステージと名付けました。（下図参照）
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移していきます。つまり現在が第1ステージだとすると、次に移行するのは第2ステージというのが基本で、ときに第6ステージに戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

移動平均線3本の線の並び順は全部で6種類。それを第1ステージから第6ステージと名付けました。価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在が第1ステージだとすると、次に移行するのは第2ステージというのが基本で、ときに第6ステージに戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。

■帯

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯（おび）」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

■帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり、傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA（指数平滑移動平均線）を利用しています。

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